エセ関西弁、つこてませんか?生粋関西人にはわかる!エセ関西弁のあれこれ

エセ関西弁とは本場の関西弁とは似て非なる、関西弁を真似たような言葉遣いのことです。
最近では芸人の方が使うので、全国弁となりつつある関西弁。
でも「なんかちゃうな~」と、皆さんも知らず知らずのうちに関西人をいらっとさせてしまってるかもしれませんよ!
今日はそんなエセ関西弁をちょくちょく関西弁でご紹介しちゃいます♪

2019年9月9日

エセ関西弁に敏感な関西人

関西人は”笑いに厳しい”と言われていますが、実はそれよりもっと厳しいのは”エセ関西弁”です。関西人であれば、関西人以外の人が話す関西弁にとても違和感を覚えたことがあるのではないでしょうか?

間違った関西弁を使われると関西人はなぜかイラッとしてしまうのです(笑) バカにされているような気がしてしまい、ついつい腹が立ってしまうのが関西人!

関西人はエセ関西弁にはとても敏感やねんで。

関西弁をひとくくりにせんといて!関西弁の種類

皆さんご存知でしたか?関西弁と言えば大阪弁やと思ってる人も多いんちゃいますか?実は関西弁には種類があんねんで~!ということで、いくつかの関西弁をご紹介します。

これは京都弁

「京言葉」… 京都の方言京談(きょうだん)とも呼ばれています。通常の言葉は、大阪弁との共通点が多く、言葉によっては、同じ言葉で若干イントネーションが違う事もあります。

敬語を使用する時に、舞妓はんなどで定番の「おいでやす」「~どす」などの言葉を使用します。 他には、「あの人、い~ひんえ」という言葉。 「い~ひん」とは、「居ない」「存在しない」という意味です。

その他「いちげんさん」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?「いちげんさん」とは、 「初めてのお客」「紹介の無いお客」という意味です。「いちげんさんは、お断りどす」という風に使います。お座敷言葉とも言われる方言で、芸子さんや舞妓さんを、見知らぬ怖い人から守る為の意味もあると言われています。

これは神戸弁

「播州弁」… 播州弁(ばんしゅうべん)または播磨弁(はりまべん)などと呼ばれる事もあり、兵庫県南西部の播磨地方の言葉です。関西弁に分類はされますが、中国方言と共通点も多く、西播方言と東播方言に二分されています。

神戸弁なども播磨弁に属すると言われていて、関西~中国地方では需要が多い広域な方言です。 神戸弁で一番よく聞くのが「~とぉ?」と語尾を伸ばす話し方です。

実は少し汚い言葉ですが、「ダボ!」という言葉は大阪弁で言う「あほ!」の代わりに使われる神戸弁なのです。 普段はおっとりしたイメージのある神戸の方言(神戸弁)の子が言ったら少し驚いてしまうかもしれませんね。

とはいっても、他の地域では使われない言葉なので、何のことかわからない方も多いと思います。

これは大阪弁

関西弁には3種類あると言われてます。「摂津弁」「河内弁」「泉州弁」とご紹介します。

「摂津弁」… 大阪府北摂地区と兵庫県阪神地区で使用されている近畿方言の一種である。一般的な大阪弁は摂津弁を指している事が多いです。

「河内弁」… 大阪府東部の河内地方の方言。大阪市にも地理的傷害がないため、利用している人が多い方言。特徴としては、二人称「われ」、疑問の終助詞は「け」が使用されています。

「泉州弁」… 大阪府南西部の泉州地域の方言。更に細かく、泉北地域と泉南地域に大別され、厳密には堺弁、泉北弁、泉南弁に分類されています。和歌山弁や、阿波弁が入ってきている面が多く、大阪弁というカテゴリーだと、若干マイナーな部類に入ります。

エセ関西弁に厳しい関西人。ちょっとイラっとする5ワード

エセ関西弁に厳しい関西人がついついイラっとして「なんでお前が関西弁使ってんねん」となってしまうワードを紹介します!

  1. 「なんでやねん」
  2. 「でんがな・まんがな・まんねん」
  3. 「せやかて」
  4. 「でっか・まっか」
  5. 「関西人なら面白いこと言うて~やぁ~」

エセ関西人の使う①:「なんでやねん」

関西弁と言えば「なんでやねん!」というツッコミのイメージの方も多いのでは?この「なんでやねん」を使うときのポイントはイントネーションです。

関西人は「で」にアクセントを置くのですが、残念ながらエセ関西人は「な」にアクセントが入っている方が多いです。スピード感もとても重要なのです。

エセ関西人の使う「なんでやねん」は煽られているような気がしてイライラするという関西人がとても多いので、使うときはイントネーションとスピードを意識して使いましょう。

エセ関西人の使う②:「 でんがな・まんがな・まんねん」

「それちゃいまんがな!」とは「それは違います」という意味ですが、なかなか普段そんなに頻繁に使われる言葉ではありません。「そうや言うてまんねん」とは、「そう言ってます」の意味ですが、 関西ではこのまんねんは、日常の言葉としてではなく煽り言葉として使われている事が多いです。

なのでこれを使ってしまうと、知らずに相手に喧嘩を売ってしまっている可能性があるので使わないほうがいいでしょう!

エセ関西人の使う③:「せやかて」

こちらもなかなかコテコテの関西弁です。有名なのは「せやかて工藤…。」と名探偵コナンのセリフでよく出てくる言葉です。

「せやかて」は河内弁を使う人たちは結構良く出てくる言葉だそうです。摂津弁ではあまり聞くことはありません。

「せやけど」は大阪弁ではよく出てくる言葉ですが、「せやかて」と同様の意味です。

エセ関西人の使う④:「でっか・まっか」

「ホンマでっか!?TVという番組がありますが、実際に「ほんまでっか?」という言葉を使うことはなかなかありません。「ほんまでっか!?」「そうでっか」「やりまっか」等、使わなくもないですが普段関西弁を使わない人が言うとエセ関西弁になってしまいます。

ですが、もし関西人の方に「儲かりまっか?」と聞かれた場合には「ぼちぼちでんなあ」もしくは「あきまへん」と答えましょう。

エセ関西人の使う⑤:「 関西人なら面白いこと言うて~やぁ~」

これは実はあるあるのシチュエーションなんです。「関西人=おもろい」これは腹の立つ謎の法則です。

正直関西人でもおもろくない人はいっぱいいます(笑)すぐにネタを振ってくる人もいますが、これは喧嘩を売ってる同様の行為に値します。そんなにすぐおもろいことが言えるのならば、関西人は全員芸人になるでしょう。

エセ関西弁【そんなん今時使わへんで】5ワード

次は、今時なかなか使わない関西弁をご紹介します。最近の若い子たちはそんなにコテコテの関西弁を使わないようになってきているのだとか…。

  1. 「おおきに」
  2. 「あかんたれ」
  3. 「~なはれ」
  4. 「~さかい」
  5. 「おます」

今時使わん①:「おおきに」

「おおきに」…ありがとうの意味。昔ながらの大衆居酒屋などで聞いたことはありますが、現代の若者の間では「おおきに」なんて使いません。

個人商店などでは頻繁に使われているので、そういう所で働いている方は若い人でも「おおきに」を使っていますが、それ以外の人は、日常会話で「おおきに」はほとんど使わず全国共通の「ありがとう」を使います。

今時使わん②:「あかんたれ」

「あかんたれ」…根性なしという意味。 あかんたれも関西弁として古くから使われている言葉ですが、昭和時代に入って関西圏以外にも浸透した言葉です。

特に1976~1977年に放送された昼の高視聴率ドラマ『あかんたれ』の放送で広く使われる言葉になりましたが今ではふざけてしか使いません。

今時使わん③:「~なはれ」

「~なはれ」…「~しなよ」という意味。場がなごんでいないと、相手を傷つけることになるので使用の際には注意が必要です。

使用例としては「どんどん飲みなはれ」等、相手を煽るような印象になります。響きも少しおじさんチックなのでなかなか今時使いません。

今時使わん④:「~さかい」

「~さかい」…「 ~なので」という意味。~の部分には動詞が入り、名詞の場合には「~やさかい」に変わります。

コテコテの関西人が使うイメージですが、今時の若者たちが「今日は飲みに行くさかい、帰り遅くなんねん。」と言っていうるイメージはありません。

今時使わん⑤:「おます」

「おます」…「ございます」の意味。昔は「明けましておめでとうでおます。」「そこに座布団がおます。」といった感じで使われていましたが、今はなかなか聞くことはありません。

昔の商売人は、これを略して「おま!」と言う人もいました。

エセ関西弁に抱く『違和感』の原因

では、なぜ関西人はエセ関西弁に違和感を抱いてしまうのでしょうか?関西人のみなさんに原因を聞いてみました!

  1. イントネーションに敏感
  2. 人から教えられただけの関西弁
  3. 古臭い関西弁

原因①: 関西人はイントーネーションに敏感

関西人の方は、テレビなどで下手な関西弁を聞くとイラッとしたことがあるのではないでしょうか。やはりその原因は、イントネーションの“不安定さ”なのかと思います。

結局は、みなさん普段使っているイントネーションのまま関西弁を真似する人が多いので、関西人らしいイントネーションには近づけないのです。それを聞いた関西人は違和感を覚えてイライラすること間違いなし。

原因②: 人から教えられただけの関西弁

聞きかじりで覚えただけの関西弁で、この単語にはこのイントネーションと決め付けて使ってしまう方がいます。 実は「文字で書くと同じだけど もう一つの意味があって 別のイントネーションを使う必要のある単語」というものもあって、そちらのイントネーションを使うべきなのに自分が知っているイントネーションを使ってしまうことで、おかしな関西弁となるのです。

ネイティブの関西人はそこを巧みに使い分けているんです。

原因③:古臭い関西弁を使う

テレビやドラマでよくある話ですが、「これはいつの話なんやろ、えらい古臭い関西弁やな。」と思ってしまう事があります。 おそらく少し年配の方が指導されたのではないか思います。

今時そんな古臭い喋り方をしている人はいません。言葉というのは時代とともに変わって行くものなので違和感を感じてしまうのかもしれません。

最後にまとめてみたでぇ~

ということで、”エセ関西人の関西弁について”いかがでしたか?関西人はたまに関西弁が標準語だと勘違いしている人もいます(笑)

実際それくらい関西弁に誇りを持っている人がとても多いのです。自分の生まれ育った地域の方言を誇りに思う方は多いと思いますが、関西は特にその傾向が強い気がします。

エセ関西人の方は、生粋の関西人から是非「本物の関西弁」を学んでみてはいかがでしょうか?