グリーンネイルとは|初期や軽度の治し方・対処法を理解しよう

グリーンネイルは爪の表面が緑色になる病気です。一見カビのようにも見えますが、実は菌が繁殖して起こる病気で自己治療ができない厄介ものです。また、上からネイルもできないので早く治したいですよね。そこで今回はグリーンネイルについて、原因や対処法など詳しく紹介します。正しい治療をして健康な爪を取り戻しましょう。

2019年10月28日

グリーンネイルとは

引用:Instagram @snownail

爪の表面がカビのような緑色になってしまうグリーンネイル。実際にはカビではなく、「緑膿菌(りょくのうきん)」という細菌が原因で起こる爪の病気です。緑色になるのは、この菌が出す色素によります。

一見恐ろしい菌のようにも思えますが、実は緑膿菌は自然環境に普通に存在するもので、私たちの体内にも常在しています。通常は何も悪影響を及ぼさないのですが、条件が揃うとグリーンネイルを引き起こしてしまうのです。

また、症状としては爪の表面に発生するものと、爪と皮膚の間に菌が入り込んで発生するものの2パターンがあります。

グリーンネイルの原因

原因を知って予防しましょう

グリーンネイルには「爪の表面に発生するタイプ」と「爪と皮膚の間に菌が入り込んで発生するタイプ」があると紹介しました。それぞれの原因を説明します。

  1. 爪とネイルの間の水分
  2. ネイル施術時の衛生管理が不十分
  3. 免疫力の低下
  4. 爪のケガや病気との合併症

原因①:爪とネイルの間の水分

爪の表面に発生するタイプの原因の一つが、爪とネイルの間にたまった水分(湿気)です。

ジェルネイルやスカルプは付けてから時間が経つと浮いてくることがあります。そして日常生活の中で自爪とジェルとの間に水分がたまると湿気がとどまってしまい、緑膿菌が繁殖しやすい環境になってしまいます

通常なら何も影響がない菌ですが、増殖するとグリーンネイルの原因となるのです。ネイルの浮きは引っかかってケガをする恐れもあるので、浮いてきたら早めにオフするようにしましょう。

原因②:ネイル施術時の衛生管理が不十分

通常ネイルサロンでは衛生管理をしっかり行っているところが多いです。しかし、意外な落とし穴が手汗です。

施術する人が手汗をかきやすいと、ジェルネイルを硬化させる際に自爪とジェルの間に湿った環境を作ってしまう可能性があります。これはあまり頻繁なケースではありませんが、免疫力が下がっているときには爪の表面のグリーンネイル発生の原因になり得ます。

セルフネイルをする際にはジェルでなくマニキュアでも、エタノールで爪の表面の水分や油分を除去してから塗るようにしましょう

原因③:免疫力の低下

ネイルをしていないのにグリーンネイルを発症してしまったというときに考えられるのが、免疫力の低下です。また、甘皮の過剰な処理でも爪の健康状態が悪くなることも。

これらが原因の場合、爪と皮膚の間から菌が入り込んで発症するケースがあります。体や爪が健康でない人は、通常なら害のない緑膿菌にも影響を受けやすいです。

特に免疫の低い高齢者や新生児が感染すると命に関わる危険もあるので、注意が必要です。

原因④:爪のケガや病気との合併症

爪の病気の一つに爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)があります。これは爪が皮膚から剥がれていき、爪と皮膚に隙間ができる症状が見られる病気です。

隙間ができると緑膿菌が繁殖しやすくなり、グリーンネイルを引き起こします。爪甲剥離症が発症する原因として誰でも起こり得るのが、ジェルネイルによるかぶれです。

この場合、一度治っても再発しやすいのでジェルネイルは避ける必要があります

グリーンネイルはうつるの?においや痛み

グリーンネイルはうつらない病気

グリーンネイルは発症しても痛みやにおいなどの自覚症状がないのが特徴。気付かない内にかかっていたというケースがほとんどです。

では、グリーンネイルは知らぬ間に人にうつるのでしょうか。

前の項でもお伝えしたように、発症の原因となる緑膿菌は誰にでも存在します。通常時は何も影響がないのですが、増殖するとじわじわと症状を引き起こします。

つまり、元からある菌が異常に増えたときに発症するということ。そのためグリーンネイルは別の指や他の人にはうつりません

しかし、緑膿菌そのものは高齢者や免疫が弱っている人にはうつる可能性もあります。体の抵抗力を上回ると命に関わる可能性もゼロではないので、注意が必要です。

グリーンネイルは自分で治せる?市販薬について

グリーンネイルは軽度であっても自然治癒することはありません。また、自己治療もできないので皮膚科の受診が必要です。

その際に、初期であればゲンタシン軟膏などが処方されるでしょう。ゲンタシン軟膏には細菌の繁殖を抑える効果があり、これを継続して塗ると2~3週間ほどで治るとされています

また、ネットでは自宅治療にイソジンが効果的という情報も出回っています。これはイソジンに含まれるポピドンヨードという成分が緑膿菌に効果的という意味から出た噂です。

自己判断での治療は更なる悪化を招く危険も考えられるので、必ず医師の診察を受けましょう。

グリーンネイルになってしまったら…治療法とジェルネイルが出来ない期間

グリーンネイルの治療法とは?

グリーンネイルになってしまった際には、程度によって2週間~1年間ネイルをせず治療に専念する必要があります。また、治ってきたように見えても自分で判断をせず、必ず皮膚科で診てもらいましょう。

治療法としては進行度によっても異なりますが、処方された軟膏や液体ステロイドを塗布することがほとんどです。

爪の表面に発症した場合は2~3週間ほどで治ることが多く、ネイルも再開できます。しかし、爪と皮膚の間から感染した場合には再発しやすいので、治ってからもジェルネイルはしないのがおすすめです。

グリーンネイル早く治したい…対処法とは

グリーンネイルは少しでも早く治したいですよね。治すのに重要なポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. ジェルネイルはすぐにオフする
  2. 健康的な生活を心がける
  3. 爪や手を濡れたままにしない
  4. 完全に治るまでは常に素爪の状態でいる

グリーンネイルの対処法①:ジェルネイルはすぐにオフする

グリーンネイルが見られたら、まず全ての爪のジェルネイルを落として皮膚科の診察を受ける必要があります。また、除去した後は手を洗ってしっかり水気を拭き取り清潔にしましょう。

その後も緑色の部分が伸びてなくなるまで、ネイルをするのは避けた方がいいです。完治してからもネイルは3~4週間に一度は付け替えて健やかな状態を保ちましょう。

グリーンネイルの対処法②:健康的な生活を心がける

グリーンネイルは免疫力が低下しているときにも起こります。また、既に発症している際も爪だけでなく身体的、精神的な健康を意識しましょう。

具体的にはバランスの良い食事や適度な運動、ストレスをためないことなどが重要です。免疫を高めると菌への抵抗力も保てるので、予防としても効果的です。

グリーンネイルの対処法③:爪や手を濡れたままにしない

そもそもグリーンネイルは、爪とネイルの隙間に湿気がたまって起こるケースが多いです。ジェルが浮いていると思わぬタイミングで隙間から水気が侵入してしまい、菌の温床になってしまいます

手を洗った後や入浴後など、1日の中で手が濡れるシーンは多々ありますが、その度にきちんと水気を拭き取りましょう。

グリーンネイルの対処法④:完全に治るまでは常に素爪の状態でいる

グリーンネイルになると見た目が気になるという理由からマニキュアや絆創膏で隠す人もいます。しかしこれはNGです。

早く治すには、爪を清潔で乾燥した状態に保つのが大切。また、軽度であればグリーンネイルの表面を削ることもできますが、必ず医師からの指示があったときのみにしましょう。

正しい治療で健康な爪に

今回はグリーンネイルについて、原因や対処法などを紹介しました。

グリーンネイルになるとしばらくネイルができないので、未然に防ぐのも重要です。ジェルネイルは3~4週間で付け替えるなど、ジェルの浮き対策をして爪の健康状態を保つよう意識しましょう。

また、少しでも異変を感じたときには絶対に自己判断をせず、皮膚科の診察を受け、正しい治療をすることが必要不可欠です。綺麗で健康な爪でネイルを楽しみましょう。